第54回定期研修会「パーソン・センタード・ケアを学ぶ~誰のためのケアなのか~」

2023.11.12|新着情報 活動報告

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令和5年11月8日 18:30~20:00

渓仁会ビルにて

 

今回は、「パーソン・センタード・ケア」について、

認知症介護研究・研修仙台センター センター長 加藤 伸司氏に

ご講演いただき、37名の方に参加いただきました。

 

 

 

パーソン・センタード・ケアとは、

認知症をもつ人を一人の“人”として尊重し、

その人の視点に立って理解し、

共にケアに取り組もうとする認知症ケアの考え方です。

 

 

 

 

そのうえで、加藤先生からは、

「認知症の人の理解のためには、病気を理解したうえで、人の理解が大切である」と

お話がありました。

生活歴が大切だと言われることが多くなりましたが、

皆さんは1人の利用者さんにどれくらいの枚数の生活歴を書かれていますか?

A4半分ですか?1枚ですか?

 

本当の生活歴は、その量では収まらず、本になるのだと思うと話されていました。

自分自身の生活歴も、現時点でも立派な本になると思います。

 

本になるくらいの人生なのですから、その人の置かれている状況は異なるので、

不安になることも異なるのだと考えさせられました。

 

また、自分のケアが不適切ケアになっていないかを

振り替えることも大切になると思いました。

私たちが行っているケアでBPSDを作り出していることもあると思います。

今一度、自分たちのケアを振り返りたいと考えさせられました。

 

 

 

今回から久しぶりに懇親会を再開し、研修会後も交流を深めました。

 

今後も横のつながりも作っていきたいと考えておりますので、

どうぞよろしくお願いいたします。