令和5年6月7日(水)に令和5年度第13回定期総会と第54回定期研修会を、
手稲区民センター&オンラインで同時開催し、
27名の方にご参加頂きました(会場 23名、オンライン 4名)。
今回の研修会では、歩きの専門デイサービスマイホコの施設長・理学療法士の三上幸大さんに、
フレイルチェックの方法やスマホを使った歩行速度のモニタリング方法のご紹介、
歩行速度の評価や心身の状態の見立てから、
特別な道具や施設の環境面に頼らずとも機能改善が図れている事について、
実際の取り組みや評価データを元に詳しく解説して頂きました。
個人的に、講演の中で仰っていた「セラピストとはPT・OT等の事だけを指すのでは無くて、
利用者に関わる全ての人がセラピストと言える」の部分が印象的でした。
「治療同盟」の構築、ラポール形成と目標に対する伴走支援の重要性についてもお話頂きましたが、
それらを意識して取り組まれているからこそ、
環境面や特別な道具に頼らないで出せる成果なのだなと感じ、
私も一人一人への関わり方を再度見直そうと思いました。
定期総会では、昨年度の活動を写真を用いて具体的にお伝えしたり、
役員体制や会則の変更点や今年度の活動予定について、ご案内差し上げました。
現在は通所サービスも感染症や物価高、人材不足などで余裕が無い中で、
対してフレイルが進んで困っているご高齢者の新規相談も沢山ある状況です。
そして、これからはもっともっとあると思います。
法人が違い、その理念やミッションは違えど、地域の高齢者の在宅生活を支える為に、
必死に事業運営をしている事に大きな違いは無いはずです。
この手稲区通所サービス連絡会を通して、コロナ禍で分断された繋がりの再構築や、
切磋琢磨しあいながら、様々な場面で協力し合える関係作りをしながら、
地域の方に寄与し続けていける土壌作りを推進していきますので、
多くの方に参加・ご協力して頂けると有り難く思います。
今年度も、どうぞよろしくお願い申し上げます!
手稲区通所サービス連絡会 会長 澤田 和久(トレリハセンターていね)