令和3年10月15日(金)18:30~20:30
日本医療大学作業療法学専攻 大堀具視教授にお越しいただき
“動き出しは本人からの介護実践”をテーマに研修会を開催しました。
今回は手稲区通所連絡会の初の試みとなる会場・ZOOM研修のハイブリット形式で開催し、
会場研修は11人、ZOOM研修は7人の計18人が参加されました。
普段の介助の中で必要であると思い、
先に手を差し伸べていたことが実は利用者にとって行動を妨げ、
利用者の動きのイメージを台無しにしてしまっており、
動きだしを奪うことが利用者をできない人にさせてしまったいたと気付きに繋がりました。
起こされる人は座らされる人、座らされる人は歩かされる人という言葉が印象的で、
ある特養の実例において日常生活全てにおいて介助をされている人がおり、
その人の手紙には「施設にこの体にさせられた」と書かれていました。
手紙をみた職員が関わり方を変え、”さぁ どうぞ!”という間を作りながら動き出しを確認して
関わりを持ったところ、起こされる人から起きれる人になり、
起きれる人は座れる人になり、立てる人、歩ける人になりました。
実践研修で驚いたのが、目線一つで利用者の動きが変わることです。
右に向こうとしたとき体だけ変えようとしても介助者が重く感じ、利用者も重く感じます。
しかし、目線を右側に向けるだけで介助者も軽くなり、利用者も簡単に動くことができました。
会場からは“おぉぉぉぉっ!”と驚きに声が上がりました。
動き出しに「意志」を感じ思い察して見守り、
動き出しを大切にすることの大事を学ぶことができた研修会となりました。
最後は久しぶりに集合写真を撮りました。
まだたくさんの方が集まって研修をすることは難しいですが、
やっぱり顔を見て話しをするって本当にいいですね。
明るく元気にコロナを乗り越え、いつかまた皆さんで集まりましょう♪