おかげさまで手稲区通所サービス連絡会も皆様のご支援もあり
紆余曲折しながらも5年目を迎えることができました。
役員にも新メンバーが加わり、今後の企画もさらにパワーアップしていきますので、
皆様ぜひともご期待ください。
さて、今回は私Tがブログを担当いたします。
私の興味分野は、人材教育なので未熟ながらもこの件について、
私なりのお話をさせていただきますので、お付き合いください。
皆様もご存知と思いますが「やって見せ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ」という、山本五十六の言葉があります。
この言葉はあまりにも有名ですが、でも、この言葉にはさらに続きがあることは、
あまり知られていません。
そう言う私も、実はほんの数年前に知りましたが…(笑)
私は、この山本五十六の言葉を大切にして職員、特に若い方と関わっていくようにしています。
というのもの「最近の若いモンは・・・」と自分も言われた経験があり、
年代的に中年となった私自身、その経験をシミジミと思い出すことがあります。
どの時代になっても世代間の考え方の違いは生じてくるもので、
何でもベテランの物差しで若い方の言動を測れば必ずと言っていいほど、
そういった感情は生まれてくるものだろうと思います。
中堅職員となった私にも、若い世代の言動に「?」と思うことがあるのも事実です。
しかし、仕事に関して言えば、「なんでもすぐに聞かないで、すべて自分で考えて見て学べ」
という考え方は、少しだけ古い気がします。
現代はスピード社会。
これだけ仕事にスピードが求められている時代に、
例えば仕事の右も左も分からない状態の新人に対して、
さらに見て考えて悩まさせる時間的余裕のある会社がどれだけ存在するのでしょうか。
それであれば、「やって見せて、言って聞かせる」だけで理解できるような類の仕事は、
「やって見せて、言って聞かせて、どんどん先に進んで」もらうべきだと思います。
私は、決して若い方が考えて悩むことが必要ないと言っているのではなく、教える立場の人間こそが、
時代に即した形で若い方に考えて悩んでもらう方法を変化させていくよう学ぶべきだと思っています。
人を教える際に多くの方がほめることにこだわるのは、
「やって見せ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば人は動かじ」
という部分の言葉だけが浸透しすぎたからもしれません。
ですが、あの言葉の続きには、
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」
という言葉があります。
丁寧に教えて上手に物事が進んだら褒めるだけではなく、最低限の報告をさせながらもあとは、
信頼して仕事を任せなければ、人は育っていかない、ということではないでしょうか。
そして、感謝の気持ちを忘れないことですね。
教える立場の人が大切にしなければならないのは、
実はこの後半の部分なのではないかと感じています。
新年度を迎えて新人教育をされている方やリーダーとなられた方、
そして仕事の人付き合いに行き詰ってしまった方など、
少しでも参考になればと思い今回は書き綴らせていただきました。
お付き合いありがとうございます。
今年の手稲区通所サービス連絡会も、少しでも皆様のお役に立てるように役員一同、
頑張っていきますので、どうか変わらずご支援よろしくお願い致します。
役員 T