アンケート調査から見えてきたもの

2014.11.8|ブログ 新着情報

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みなさん、お疲れ様です。

 

最近、来年度の制度改定にむけ少しずつ動きが見えてきましたね。

通所と特養に関しては「大幅な削減」がほぼ決定しているようです。

今後の通所事業の在り方についても基本的なところから見直す時期に来ていますね。

連絡会でもこの辺について議論できる場があるといいかなぁと思っています。

 

さて、先日、「ニッソーネット」という企業から面白い調査結果がでました。

「介護人材の採用と活用に関する調査」というものです。

 

その中で「中途採用で最も重視することは?」という問いがあり

一番多かった回答が「人柄(61.7%)」でした。

一方、技術面では「介護技術のレベル(1.1%)」や「介護知識のレベル(0%)」

という結果だそうです。

 

この結果が何を指しているか?

 

僕は結局この仕事は「人間関係の構築力」が一番重要なんだということを

指しているんだと感じました。

 

対利用者、対関係者、対家族、対同僚 など各種の関係性が良ければいいケアにつながるわけです。(技術が低くとも)

 

(当然、技術は専門職として重要ですが、関係性の構築がなければいくら技術や知識に

長けていてもいいケアは提供できないことはいうまでもありませんが。)

 

ということは人柄がいいと必然的に関係性もよくなり、

結果、いいケアが提供できる可能性が増すということにつながるわけです。

 

ですが、単純に「人間関係の構築力」といっても色々な面があると思います(私見ですが)

 

代表格は「コミュニケーション力」

その他「表現力」「アサーティブ」「素直さ」「誠実さ」「ユーモア」などでしょうか?

 

しかし、まったく逆の見方もできます。

 

「人柄だけでいいのか?」というものです。

 

語弊があるかもしれませんが、

「人柄だけで勝負している人」がいるというものこの通所事業所の特徴のような気がします。

 

通所は入所やグループホームと違って、

コミュニケーションがある程度取れる方が多い事業であるので、

そういう傾向があるのもしょうがない面もあるのかもしれませんが、

今後の介護保険制度の動向をみてもそれでは通用しない時代にくるのは間違いありません。

 

今まで成立していたサービスが成立しない時代がくると考えたら、とても怖いことです。

 

よって、そろそろ「プロの通所事業」について真剣に考えていく時代が来たんだと

思わなければなりません。

 

 

「通所の価値」って、何なんでしょうね?

 

会長 Ⅿ