第39回研修会 「認知症とともに生きる」

2020.1.7|活動報告

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令和元年10月24日(木)18:30~ 渓仁会ビルにて

第39回定期研修会を行いました。

 

 

今回は39歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断され、

仕事を続けながら、認知症当事者として、

全国各地で公演をしながら、

相談窓口「オレンジドア」の実行委員会代表を務める丹野智文氏をお招きし、

「認知症とともに生きる」をテーマにご講演いただきました。

 

 

まず丹野氏より、30歳代半ばで物忘れが悪くなったと感じ、

病院で診断を受けられます。

診断を受けた時は「認知症=終わり」が脳裏によぎり、

「これからどうなるのだろう」と大きな不安感に襲われたそうです。

 

その後「認知症の人と家族の人」に参加し、

他の認知症の人たちち出会い、話をしていくうちに少しづつ不安が解消され、

「認知症とともにいきる」と思えるようになり、

認知症であることを公表し、

できないことを周りにサポートしてもらいながら生きることを決めました。

 

お子様からは

「いいことをしようとしているんだから、いいじゃない」と言ってくれ、

学生時代の友人からは

「お前(丹野さん)が忘れても、

俺たちが覚えているから。忘れないように定期的に会おう」と言ってくれたとの

エピソードをお聞きし、

参加者の方がグッと心にきたことはもちろんのこと、

こんなことが当たり前になればいいのにとも思ったのではないかと思います。

 

また、丹野氏が講演活動を通して感じたこととして、

認知症というだけで、日常生活全てにわたって世話をしなければと考え、

本人が出来ることも全て介護者が行っているという事だそうです。

 

目が悪くなって眼鏡をかける人たちがいますが、

遠視や近視、そして乱視があり、また度数も違い、

その人にあった眼鏡を使用しています。

認知症にも様々なタイプがあり、症状も軽度から重度まである。

それなのに、同じ介護方法で対応していて、

無理やり同じ眼鏡を付けさせているようだと

解りやすい例え話でお伝えくださり、

多くの参加者が大きくうなずいていました。

 

「病名から人を見ないで、目の前の人をきちんと見てください」

 

丹野さんからのメッセージを、介護の仕事を行う者たちとして、

しっかり心に留めなければと思いました。

今回は96名の方にご参加いただき、質問もなかなか止まりませんでした。

また、研修会後参加者の皆さんを丹野氏がお見送りもして下さいました。

 

 

更に、研修会後には丹野氏との懇談会も行われましたが、

丹野氏が全てのテーブルを回ってくださり、

楽しく交流することができました。

また、懇談会にも多くの方に参加いただいたため、

職員間交流も多く図れたように思います。

素敵な時間をありがとうございました!!