「頑張る木こり」

2018.2.2|ブログ

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「頑張る木こり」

 

1人の男が林業の町にやってきて

木こりとして働くことになった。

 

翌朝、男は勇んで森へ向かい、

どの木こりよりも多い、18本もの木を切り倒した。

男は意気揚々と飯場に戻った。

 

翌朝も、男は誰よりも早くから始めたか

15本しか切れなかった。

「疲れが残っていたのだろう」

そう考える、男は日暮れとともに寝た。

 

しかし3日目は10本、4日目は7本と

一生懸命に斧を振っているのに、男が切り倒せる

本数はどんどん減っていった。

 

悩んだ男は、親方に打ち明けた。

「最後斧を研いだのはいつだ?」

親方の問いに、男は答えた。

 

「木を切るのに精一杯で、

そんな時間はありませんでした」

 

ホルヘ・ブカイ著『寓話セラピー目からウロコの51話』より

 

世の中の流れを受けて、「働き方改革」について介護業界でも色々と話が出ています。

私も実を言うと、ダラダラ働いてしまいがちなので「効率よく働かなくては!」と

最近、色々と工夫してはみているものの・・・

いっこうに残業は減りません。

 

そんな時、ふと目にした本に書いてあった一節でした。

一人で黙々と何も考えずに「頑張る」だけでは成果は上がらず、

仕事の効率があがらないのには、もしかしたら自分が気付きにくい原因が隠れているかもしれない。

少し落ち着いて仕事の仕方や周りの環境を見直してみることも

大切だということを考えさせられる話でした。

 

行き詰まった時には、一人だけで悩まず、周りの人に相談することも大切。

 

ただし、

何でもすぐに人に頼るのではなく、

まずは自分自身で工夫してみることが大事ですね。

人に相談するのは、それから・・・か。

 

役員T

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