令和5年11月8日 18:30~20:00
渓仁会ビルにて
今回は、「パーソン・センタード・ケア」について、
認知症介護研究・研修仙台センター センター長 加藤 伸司氏に
ご講演いただき、37名の方に参加いただきました。
パーソン・センタード・ケアとは、
認知症をもつ人を一人の“人”として尊重し、
その人の視点に立って理解し、
共にケアに取り組もうとする認知症ケアの考え方です。
そのうえで、加藤先生からは、
「認知症の人の理解のためには、病気を理解したうえで、人の理解が大切である」と
お話がありました。
生活歴が大切だと言われることが多くなりましたが、
皆さんは1人の利用者さんにどれくらいの枚数の生活歴を書かれていますか?
A4半分ですか?1枚ですか?
本当の生活歴は、その量では収まらず、本になるのだと思うと話されていました。
自分自身の生活歴も、現時点でも立派な本になると思います。
本になるくらいの人生なのですから、その人の置かれている状況は異なるので、
不安になることも異なるのだと考えさせられました。
また、自分のケアが不適切ケアになっていないかを
振り替えることも大切になると思いました。
私たちが行っているケアでBPSDを作り出していることもあると思います。
今一度、自分たちのケアを振り返りたいと考えさせられました。
今回から久しぶりに懇親会を再開し、研修会後も交流を深めました。
今後も横のつながりも作っていきたいと考えておりますので、
どうぞよろしくお願いいたします。